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玉井屋のお菓子「季節のおすすめ」 >>


能歳時記
 
  6個入 1,575円(税込)
  10個入 2,520円(税込)

十一月の銘菓
時雨を急ぐ紅葉狩
夕しぐれに更に色づく木々。
戸隠山は紅葉盛りにして鬼女も妖艶に見え、心を惑わされる。
“林間に酒をあたためて紅葉を焚くとかや”
美しい女が本性を表わすのはもうすぐ・・・

「紅葉狩」より

十一月の銘菓
互いに譲らず激しい戦いを繰り広げた漢の高祖と楚の頂羽であったが、兵の心変わりに窮地に陥り頂羽は我が首を掻き切り烏江の露と消えた。
后の虜氏もいたたまれず後を追い身を投げたを、土中に葬り供養したところ、そこには小さな花が咲いた。
それを名付けて美人草。

「頂羽」より

十月の銘菓
頼朝と不仲、と疑われ京都に留まる義経の元に、土佐坊正尊が遣わされる。
討伐の為?と疑う義経に、起請文まで書き身の潔白を誓う正尊。
しかしながら義経の読みは正しく宿に帰った正尊は弓矢、馬を多数しつらえ、攻めんとする。義経軍も用意万端、力と力の戦いは義経のものとなり、正尊は押し伏せられる事となった。

 

十月の銘菓
琴の名手花陽夫人は秦の始皇帝の寵妃。
燕の志士荊かと奏舞陽の謀略で今にも首を落とされようとした皇帝は花陽夫人の琴を所望する。心をこめて弾く秘曲の面白さに酔った二人のすきを捕らえ始皇帝はようやくにして難を逃れ得たのである

「咸陽宮」より


九月の銘菓
草筵にすだく虫の音たち。
松虫は私を待って鳴いてくれるのだろうか。
りんりん・・・と鳴く音は心をゆする。

秋の野に 人まつ虫の 声すなり
我かとゆきて いざ弔わん

「松虫」より

九月の銘菓
平家の貴公子の一人平経政は一の谷の合戦にて十六、七才という若さで討死をされた。その霊を弔おうと仁和寺では愛用の「青山の琵琶」を供え管弦講を催し法事をする。
秋の夜、笛、鼓、唱歌などの音の中に琵琶をかき鳴らし当時の華やかな有様そのものの経政の楽しげな姿がかいま見えたのである。

 


八月の銘菓
侘びぬれば身を浮き草の根を絶えて
誘う水あらばいなんとぞ思う

男に欺かれ又男に誘われた昔・・・
こんな歌を詠ったのも小野小町
今は百才

「関寺小町」より

八月の銘菓
晋の最高学者といわれた恵遠禅師は三十年余も盧山に篭り仙人のような生活をして一歩もそこを出ることはなかった。ある日陶渕明と陸修静の二人来たり瀑布を眺めつつ昔話をしているうちに興に乗り、石橋を知らぬうちに渡り虎渓を遥かに遠ざかってしまった。禁足を破られた事に気付いた三人はどっと手を打ち大笑いしたとある。虎渓三笑の故事である。

 


七月の銘菓
夕顔の君の忘れ形見、玉鬘は不遇な大宰府での生活の後追われるように都に上り、父に会いたいとの初瀬詣で。
かつての侍女右近に再会出来て光源氏の許に引き取られ、幸せな日を送ったというめでたしめでたしの物語。
初瀬川の急流を女一人棹さし漕ぎ行く小舟は不遇を乗り越え爽やかに生きんとの強さをも象徴するようだ。

「玉鬘」より

七月の銘菓
五条辺りの夕顔の 草の半蔀押し明けて 立ち出づる御姿 見るに涙もとどまらず

夕顔の白き花と瓢ばかりがほのかに色めく草深き住居。半蔀の陰に垣間見えた女は香を焚きしめた白い扇に花を添えて差し出だす。光源氏の驚き、歓びは言葉の尽くしようもない。

「半蔀」より


六月の銘菓
船を浮かべそこに橋板を渡した船橋であるが、昔、川の両岸に住んだ男女が夜毎通うのを嫌った親に板をはずされ川を落ち空しくなった物語。
  東路の佐野の船橋取りなはし 親しさくれば妹に会わぬかも


六月の銘菓
糺の森の夏陰は涼しく、ほととぎすの初音が遠く聞こえる。
雪解けの清き流れは白玉のように澄み、汲む水は心をすがすがしくさせてくれる。
神の心に叶うが如くに。

「加茂」より


五月の銘菓
源氏物語の帚木の巻を雨夜の品定めといい平安の世の男性による女性観を高く評価されているのに対し、羅生門では当時の武士たちが雨夜の酒宴に武功の自慢話をする。これは男たちの友情の如きものであるが、精神は皇威を肯定する純情な武士の気質で後段の鬼退治の場も一貫されているが、忠良なる豪傑たちは五月雨の夜に集いていかなる物語をしたのであろうか。


五月の銘菓
三河の国 八ツ橋は杜若の名所。
ひときわ濃い紫の花はさすがに艶で、東下りの業平には親しんだ女の姿が写ったという。
唐衣着つつ馴れにし妻しあれば
遥々来ぬる旅をしぞ思う

 


四月の銘菓
見渡せば柳桜をこきまぜて
都は春の錦 燦爛たり
千本の花盛り
雲路や雪に残るらん

西行桜より

四月の銘菓
春風は 花のあたりを よぎて吹け
心づからや うつろふと見ん
見てのみや 人に語らん桜花
手毎に折りて 家土産にせん
遠目には霞とも見間違う花の盛りの雲林院。
惜しむも乞うも風流心なるが故か。
 


三月の銘菓
短い春のうたた寝に現われし胡蝶は僧の祈りに誘われ、念願の紅梅と戯れ遊んでいる。
色とりどりの春も間近か。

胡蝶より

三月の銘菓

光源氏を取り巻く王朝の姫君たち。
身にまといし十二単の色、焚き込められし香、教養と感性がそのままの人となりを計られし時代に源氏物語はさまざまな恋愛のよろこび、哀しみの姿を写し乍ら人生の無常、有為転変など仏法思想を表わす。
一生は夢の如し。

源氏供養より

二月の銘菓
難波津ののどやかな春の景色・・・
千鳥、鴎が友を呼び合い大宮の置かれた地であるのが頷ける趣がある。
ここでは鴬が梅の花笠を縫うと云われ、かささぎもその名にかさを持つ。
月の笠は天女の衣笠。笠尽しの舞は面白い。

芦刈より

二月の銘菓

稲荷の明神の助けを受け、小鍛冶宗近が打つは天皇の御剣。
はった ちょう と打つ槌の音は天地に響き、宗近・小狐と二つ銘を持つ天下第一の名刀となる。
治まる御世は五穀豊穣うたがいもなし